昨日、大宮の誓願寺ご住職岩田光哲先生をお迎えしての初法座がございました。
1月16日は親鸞聖人のご命日にあたりますので、法話会に先立ち、参拝された皆さまとお正信偈をお勤めいたしました。
法話では、お正信偈については勿論、阿弥陀さまの前傾の立ち姿が動的なことなどをお話くださいました。
阿弥陀さまが教えを完成された際に、この教えのところまで(我々)人間が自力で辿り着くのは無理だと見越されました。
では、どうしたらいいのか。
ここで宅配便のピザのたとえ話となりました。
電話注文すると完成されたピザが宅配されますよね。
これと同じく、阿弥陀さまは我々が教えに辿り着けない代わりにお届けくださっているのですよと。阿弥陀さまこそ最初に宅配便をされた方なのですよと。そして、どのようにお届け下さっているかというとそれがお念仏(言葉)なのですよと。
既にある、常に届け続けられる阿弥陀さまの深いお慈悲については、先生が教誨されている川越の少年院のお話で親から子への想いを交えてお話くださいました。
逢いがたいご縁をいただきながらも、お念仏と共にあることをなかなか喜べない私たちですが、聴聞の際のお味わいを日々の暮らしの中に少しずつ活かしてゆきたいことです。
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