新年明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。


元旦会には、まだ暗い中を多くのご参拝をいただきました。

ありがとうございました。


早いもので、今日は5日。多くの会社が仕事始めになっています。

お正月気分でいられるのは、まだ冬休み中の子ども達だけでしょうか。


一休さんが詠まれたと伝わる(実際には違うようですが・・・)歌に、

「門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」があります。

新しい年を迎えて年を重ねられることは、目出度いことであるけれど、同時に、それは寿命が一年短くなったことで目出度くもない。と言うことなのでしょう。


浄土真宗の教えにある私たちは新年に何を思えばよいのでしょう。


年明け早々、寺には、ご門徒さんの訃報が届きもします。

昨年末に、施設にお見舞いにいかせていただいた方も、年末年始で自宅に戻れるご様子でしたのに、急逝の報がございました。

ご連絡を受けた際に思い出されたのが、8代ご門主蓮如上人の白骨の御文章です。

「朝(あした)に紅顔ありて夕(ゆうべ)には白骨となれる身なり。」

今は元気でも、次の瞬間に死んでしまうかも知れないのが、私たちの命です。

死は年齢を問わず、私が先なのか、人が先なのか、今日かも知れないし、明日かも知れません。

ですから、どんな人も一刻も早く後生の一大事(死んだらどうなるか全くわからない、お先真っ暗な状態)を解決せねばなりません。

それには、殊更新年にあたりではありませんが、今年の毎日も、阿弥陀仏に深く帰依し(阿弥陀仏から他力の信心を頂いて)称名念仏をいたしてまいりましょう。               合掌