境内の一隅にある青銅の御像、そして本堂内陣の一番右側にご安置してあるご絵像がどなたか、ご存じでしょうか?
30年ほど前ならば、最高額のお札の肖像として親しまれ憧れて(?)こられた方です。
そう、聖徳太子さまです!
「それにしても・・・お寺と聖徳太子って、どんな関係があるの?」と思われるかも知れません。
浄土真宗を開かれた親鸞聖人は、太子さまを「和国の教主」とされ、仏教の受け入れと興隆に尽くされたその功績を讃えられました。また観音菩薩の化身として拝まれ、ご自身の信仰を深められたのです。
特に、親鸞聖人のご生涯でターニングポイントというべき局面では、度々大きな信仰指南がありました。お念仏を申し、阿弥陀如来に救われてゆく真実のみ教えに出会われた原点がここにあるのです。
和国の教主聖徳皇 広大恩徳謝しがたし
一心に帰命したてまつり 奉讃不退ならしめよ 正像末和讃
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