教義・宗門について

 

 ●浄土真宗の教章(私の歩む道)
〔教義〕
阿弥陀如来の本願力によって信心をめぐまれ、念仏申す人生を歩み、この世の縁が尽きるとき浄土に生まれて仏となり、迷いの世に還って人々を教化する。
〔生活〕
親鸞聖人の教えにみちびかれて、阿弥陀如来のみ心を聞き、念仏を称えつつ、つねにわが身をふりかえり、慚愧と歓喜のうちに、現世祈祷などにたよることなく、御恩報謝の生活を送る。
〔宗門〕
この宗門は、親鸞聖人の教えを仰ぎ、念仏申す人々の集う同朋教団であり、人々に阿弥陀如来の智慧と慈悲を伝える教団である。それによって、自他ともに心豊かに生きることのできる社会の実現に貢献する。
 

●親鸞聖人のご生涯


1173年5月21日、京都日野の里で誕生。9歳で得度。比叡山で20年間修行されたが、迷いや苦悩から逃れることができなかったため、山を下り、六角堂での救世観音の夢告により法然聖人の門弟となられる。35歳の時、専修念仏停止によって越後に流罪となり、39歳で赦免の後、妻・恵信さまや家族とともに関東に移り、約20年間不況を行われた。1224年に主著「顕浄土真実教行証文類(教行信証)」を撰述される。その後、京都に帰り著述活動を行われ、1263年1月16日、90歳で示寂。